日照時間が8時間と一年の内で最も昼間が短くなるのは12月22日の冬至です。オリオン座、おうし座、アンドロメダ座、大熊座(北斗七星)、カシオペア座、ペルセウス座、ぎょしゃ座などのを代表する星空も賑やかな冬の星座が空を飾り、星見人には最高の季節です。
9月に大接近した火星も次第に西に傾きだしましたが、まだその輝きを保っています。土星も午後18時半には東の空に上ってきます。
天体現象関係では大変話題の多かった11月ですが、今月は特にトピックは特に有りません。10月29日から31日にかけて大規模なオーロラを発生させた黒点が太陽の自転と共に又11月下旬に地球側に戻ってきます。もしかすると上旬はこの黒点の影響で再びオーロラが中央ヨーロッパから見えるかもしれません。
これを機会に「星空@ドイツ」でもオーロラ情報を提供したいと思います。未だ実現には時間が掛かるかもしれませんが、特別サイトを作成致します。 12月15日0時頃の空
拡大するには画像をクリック。
南の空
北の空
1日 火星が見かけ上月に接近(23時、4.1゜)
9日 水星が東方最大離隔
10日 土星が見かけ上月に接近(21時、4.3゜)
12日 冥王星が合
16日 木星が見かけ上月に接近(7時、2.9゜)
22日 冬至(8時4分)
25日 金星が見かけ上月に接近(18時、4゜)
27日 水星が内合
30日 火星が見かけ上月に接近(17時、4.9゜)
31日 土星が衝 惑星の位置関係についての説明 クリック
日出、日没
日付 出 正中 没 5 8.01 12.10 16.19 10 8.07 12.13 16.18 15 8.11 12.15 16.18 20 8.15 12.17 16.20 25 8.17 12.20 16.22 31 8.19 12.23 16.27
月の出、没
日付 出 正中 没 月齢 8 15.49 0.29 7.49 満月 16 0.27 6.03 12.51 下弦 23 8.43 12.23 16.02 新月 30 12.23 18.35 0.04 上弦
水星
9日に東方最大離隔。-0.4等の明るい水星が日没直後に見えます。
27日には太陽と地球の間に入り、内合となります。(101Mioキロメータ) 金星
月初めに18時ごろに沈んでいた金星が月末までには19時以降に沈むようになり、今月の夜空の中では-4等と最も明るい星となります。望遠鏡では83%まで欠けて見え、その見かけの直径が13秒(角)と大きな金星が見えます。 火星
まだまだ明るい火星は夜半過ぎには西の地平線のかなたに消えてゆきます。観測は未だ可能です。 木星
夜半を過ぎた頃から東の空に上ってきた木星の出は月末には22時30分と早まり、一晩中観測可能になります。その頃には既に-2.2等まで明るさを増し、早く沈んでしまう金星を除くと夜空で最も明るい星になります。 土星
31日に衝となる土星は太陽と反対側に位置します。明るさも-0.5等迄増し、東の空に上る時間も月末までには16時22分と早まります。一晩中裸眼及び望遠鏡での観望が可能です。 天王星
夜中観測可能。肉眼では無理。 海王星
かなり早い時間に西の空に沈むようになり、観測は望遠鏡でも難しくなります。肉眼では観望不可能です。 冥王星
へびつかい座に居ます。肉眼では無理。