昨年は寒波の為大雪が降りドイツの一部では大停電となり、社会的問題にもなりました。今年は気温が高く、しかも曇りで湿気が多く、大変ジメジメした日が続いています。12月上旬が暖かいと、1月2月も暖かくなる、と云われますが、今年は大雪から免れるでしょうか?
通常、霧が停滞したり数週間厚い雲が空を覆う等今ひとつぱっとしない天気が続くのもこの季節です。 今月の星空はまだまだ秋の星座で一杯です。太陽が沈むのが午後4時頃なので、空が暗くなった西の空には未だ夏の星座も見えています。薄明が完全に終了する頃には冬の星座が昇ってきます。オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスで構成させる冬の大三角が目立ちます。夜半過ぎには春の星座の代表でもあるしし座が東の空から顔を出します。
9日から12日の早朝7時頃、未だ暗い南東の空で火星、木星、水星のランデブーが観望出来ます。地平線ぎりぎりのところでの現象ですので、双眼鏡で観望して下さい。 その他に双眼鏡で観望出来る天体はプレアデス星団(M45)、ヒアデス星団、アンドロメダ大星雲(M31)とペルセウス座の2重星団(h-χ、エイチ・カイと読む)、散開星団(M34)とオリオン座大星雲(M42)。オリオン座にはウルトラマンの故郷「M78星雲」も有りますが、これは望遠鏡が無いと見えません。おおぐま座の子連れ星雲(M51)と銀河カップル(M81とM82)は是非一度大型の望遠鏡で観望して下さい。 12月の天気 12月15日0時頃の空
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南の空
北の空
9日〜12日7時 火星、木星、水星のランデブー(南東、高度5度)**必見**
10日7時 土星が月に接近(南西、高度45度、間隔3.1度)
18日 冥王星が合
22日 冬至
25日21時 天王星が月に接近(西、高度10度、間隔1.6度)
比較の尺度:月の視直径は0.5度(30分角) 惑星の位置関係についての説明 写真集「惑星ランデブー」
日出、日没
日付 薄明始 出 正中 没 薄明終 01 12 2006 5:54:27 8:02:30 11:59:04 15:55:15 18:03:15 02 12 2006 5:55:39 8:03:59 11:59:26 15:54:32 18:02:50 03 12 2006 5:56:49 8:05:26 11:59:50 15:53:53 18:02:27 04 12 2006 5:57:58 8:06:51 12:00:14 15:53:17 18:02:08 05 12 2006 5:59:05 8:08:13 12:00:38 15:52:45 18:01:51 06 12 2006 6:00:10 8:09:33 12:01:03 15:52:16 18:01:37 07 12 2006 6:01:13 8:10:50 12:01:29 15:51:51 18:01:26 08 12 2006 6:02:14 8:12:05 12:01:55 15:51:29 18:01:18 09 12 2006 6:03:14 8:13:17 12:02:21 15:51:11 18:01:13 10 12 2006 6:04:12 8:14:26 12:02:48 15:50:57 18:01:10 11 12 2006 6:05:07 8:15:33 12:03:15 15:50:46 18:01:11 12 12 2006 6:06:01 8:16:37 12:03:43 15:50:39 18:01:14 13 12 2006 6:06:52 8:17:37 12:04:11 15:50:36 18:01:20 14 12 2006 6:07:42 8:18:35 12:04:40 15:50:37 18:01:29 15 12 2006 6:08:29 8:19:29 12:05:09 15:50:41 18:01:40 16 12 2006 6:09:14 8:20:20 12:05:38 15:50:49 18:01:55 17 12 2006 6:09:57 8:21:08 12:06:07 15:51:01 18:02:12 18 12 2006 6:10:37 8:21:53 12:06:37 15:51:17 18:02:32 19 12 2006 6:11:15 8:22:34 12:07:06 15:51:36 18:02:55 20 12 2006 6:11:50 8:23:11 12:07:36 15:51:59 18:03:20 21 12 2006 6:12:24 8:23:45 12:08:06 15:52:26 18:03:48 22 12 2006 6:12:54 8:24:16 12:08:36 15:52:57 18:04:19 23 12 2006 6:13:22 8:24:43 12:09:06 15:53:31 18:04:52 24 12 2006 6:13:48 8:25:06 12:09:36 15:54:09 18:05:27 25 12 2006 6:14:11 8:25:26 12:10:06 15:54:50 18:06:06 26 12 2006 6:14:31 8:25:42 12:10:36 15:55:35 18:06:46 27 12 2006 6:14:48 8:25:54 12:11:05 15:56:23 18:07:29 28 12 2006 6:15:03 8:26:02 12:11:35 15:57:14 18:08:14 29 12 2006 6:15:15 8:26:07 12:12:04 15:58:09 18:09:02 30 12 2006 6:15:25 8:26:08 12:12:33 15:59:07 18:09:52 31 12 2006 6:15:31 8:26:06 12:13:02 16:00:08 18:10:44
月出、正中、月没
今月の
内惑星の位置
外惑星の位置
水星
金星
先月下旬から夜明け前の東の空に-0.6等の水星が見え出しています。
9日頃から12日迄土星と火星とのランデブーが観望出来ます。東の空の大変低い場所なので、双眼鏡で観望して下さい。
日付 出 正中 没 01 12 2006 6:09:22 10:43:22 15:16:19 11 12 2006 6:56:33 11:01:51 15:06:14 21 12 2006 7:45:04 11:27:04 15:08:30 31 12 2006 8:24:06 11:56:08 15:28:09
火星
10月27日に外合となった金星は次第に太陽から遠ざかり、20日頃からようやく西の空に-3.9等の宵の明星として姿を現します。
日付 出 正中 没 01 12 2006 8:51:56 12:36:03 16:19:47 11 12 2006 9:14:45 12:51:21 16:27:52 21 12 2006 9:28:09 13:06:55 16:45:54 31 12 2006 9:31:28 13:21:40 17:12:23
木星
10月下旬に合となった火星は太陽から遠ざかり、明け方東の空にその姿を現します。1.5等と薄明の中では目立たない光度ですが、9日から12日迄水星と木星とのランデブーが観望出来ます。
日付 出 正中 没 01 12 2006 6:55:41 11:06:51 15:17:36 11 12 2006 6:56:34 10:56:43 14:56:32 21 12 2006 6:56:38 10:47:29 14:38:03 31 12 2006 6:55:16 10:39:00 14:22:34
土星
先月22日に合となった木星は次第に太陽から遠ざかり、明け方東の空にその姿を現します。-1.7等の明るい木星は、9日から12日迄水星と火星とのランデブーが観望出来ます。来年末の衝に向かって火星は毎月観望条件が良くなって行きます。
日付 出 正中 没 01 12 2006 7:19:58 11:27:58 15:35:52 11 12 2006 6:52:48 10:57:48 15:02:42 21 12 2006 6:25:17 10:27:32 14:29:41 31 12 2006 5:57:16 9:57:01 13:56:42
天王星
出が早くなる土星はほぼ一晩中観望可能です。10日の早朝土星が月に接近するのが観望出来ます。
日付 出 正中 没 01 12 2006 21:54:24 5:21:10 12:44:03 11 12 2006 21:14:50 4:41:54 12:04:58 21 12 2006 20:34:12 4:01:54 11:25:33 31 12 2006 19:52:30 3:21:14 10:45:48
海王星
9月に衝となった天王星夜半前のみ観望可能です。光度3.7等のみずがめ座のλの近くにいるので、双眼鏡でも見つけやすいでしょう。
日付 出 正中 没 01 12 2006 13:00:36 18:18:46 23:36:56 11 12 2006 12:21:28 17:39:57 22:58:28 21 12 2006 11:42:27 17:01:27 22:20:29 31 12 2006 11:03:34 16:23:15 21:42:57
冥王星
海王星は次第に没が早まり観望は殆ど不可能でしょう。
日付 出 正中 没 01 12 2006 12:14:26 16:47:54 21:21:22 11 12 2006 11:35:32 16:09:24 20:43:17 21 12 2006 10:56:45 15:31:05 20:05:27 31 12 2006 10:18:02 14:52:56 19:27:51
12月5日に冥王星はヘビ座からいて座へと移動します。没が早くなり、来年の1月下旬頃迄観望は出来ません。
ふたご座流星群 近年かなり活発な活動を見せているこの流星群はその数だけでなく、かなり明るい火球を飛ばす事で有名です。極大は14日の明け方、約120個/時間の活動が予想されています。輻射点のあるふたご座(カストル)は夕方18時頃北東の空に昇ります。今年は暗くなることには月が沈んでしまうので条件は最良です。 こぐま座流星群 タットル彗星を母天体に持つこの流星群は派手ではありませんが、突発性のある大変気まぐれな流星群です。極大は22日から23日に掛けてですが、月も早い時間に地平線下に沈むので、条件は良です。一時間に10個から20個位の出現が予想されます