1月上旬迄は1000年ぶりの暖冬となり、最高風速225km/hの凄まじい嵐「Kyrill」の後に従来のヨーロッパの冬が戻ってきたと思ったら、又暖かくなりました。嵐の前はほぼ2ヶ月間曇りが続き、明るくなったマックノート彗星も殆どドイツからは観望出来ませんでした。彗星が去った後に寒波と共に晴れるのは何とも皮肉な事です。 秋の星座はアンドロメダ座とペルセウス座のみを残し、空は既に冬の星で一杯です。北の空のおおぐま座は高度を増し、カシオペア座は地平線に近づいていきます。東の空にはしし座、南の空はオリオン座、天頂にはふたご座やお牛座の明るい星々が輝きます。
3月の春分に向けて日ごとに昼間が長くなってゆきます。それでも夜はまだまだ長く、星見人には最高の季節です。今月は衝で観望の好機を迎えた土星を観測するのも良いでしょう。 双眼鏡で観望出来る天体はプレアデス星団(M45)、ヒアデス星団、アンドロメダ大星雲(M31)とペルセウス座の2重星団(h-χ、エイチ・カイと読む)、散開星団(M34)とオリオン座大星雲(M42)。オリオン座にはウルトラマンの故郷「M78星雲」も有りますが、これは望遠鏡が無いと見えません。おおぐま座の子連れ星雲(M51)と銀河カップル(M81とM82)は是非一度大型の望遠鏡で観望して下さい。 2月の天気 2月15日0時頃の空
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南の空
北の空
3日0時 土星が月に接近(南東、高度50度、間隔0.4度)**必見**
7日19時 金星と天王星が接近(東、高度10度、間隔0.7度)**必見**
7日 水星が東方最大離隔
10日 土星が衝
19日18時 金星が月に接近(西、高度20度、間隔1.8度)**必見**
23日 水星が内合
比較の尺度:月の視直径は0.5度(30分角) 惑星の位置関係についての説明 写真集「惑星ランデブー」
日出、日没
日付 薄明始 出 正中 没 薄明終 01 2 2007 6:02:40 7:54:14 12:33:33 17:13:28 19:05:08 02 2 2007 6:01:29 7:52:47 12:33:40 17:15:10 19:06:36 03 2 2007 6:00:15 7:51:19 12:33:47 17:16:53 19:08:04 04 2 2007 5:58:59 7:49:49 12:33:53 17:18:36 19:09:33 05 2 2007 5:57:42 7:48:16 12:33:58 17:20:19 19:11:02 06 2 2007 5:56:22 7:46:43 12:34:03 17:22:03 19:12:32 07 2 2007 5:55:00 7:45:07 12:34:07 17:23:47 19:14:02 08 2 2007 5:53:35 7:43:30 12:34:09 17:25:30 19:15:33 09 2 2007 5:52:09 7:41:51 12:34:12 17:27:14 19:17:04 10 2 2007 5:50:41 7:40:10 12:34:13 17:28:58 19:18:35 11 2 2007 5:49:11 7:38:28 12:34:14 17:30:41 19:20:08 12 2 2007 5:47:39 7:36:45 12:34:13 17:32:25 19:21:40 13 2 2007 5:46:05 7:35:00 12:34:13 17:34:09 19:23:13 14 2 2007 5:44:30 7:33:13 12:34:11 17:35:52 19:24:46 15 2 2007 5:42:52 7:31:26 12:34:09 17:37:36 19:26:20 16 2 2007 5:41:12 7:29:37 12:34:05 17:39:19 19:27:54 17 2 2007 5:39:31 7:27:47 12:34:02 17:41:02 19:29:29 18 2 2007 5:37:48 7:25:55 12:33:57 17:42:45 19:31:04 19 2 2007 5:36:03 7:24:03 12:33:52 17:44:28 19:32:39 20 2 2007 5:34:17 7:22:09 12:33:46 17:46:10 19:34:15 21 2 2007 5:32:29 7:20:14 12:33:40 17:47:53 19:35:51 22 2 2007 5:30:39 7:18:18 12:33:32 17:49:35 19:37:27 23 2 2007 5:28:47 7:16:21 12:33:25 17:51:16 19:39:04 24 2 2007 5:26:54 7:14:23 12:33:16 17:52:58 19:40:41 25 2 2007 5:24:59 7:12:25 12:33:07 17:54:39 19:42:18 26 2 2007 5:23:03 7:10:25 12:32:57 17:56:20 19:43:56 27 2 2007 5:21:05 7:08:24 12:32:47 17:58:00 19:45:35 28 2 2007 5:19:06 7:06:23 12:32:36 17:59:40 19:47:13 01 3 2007 5:17:05 7:04:21 12:32:25 18:01:20 19:48:52 02 3 2007 5:15:02 7:02:18 12:32:13 18:03:00 19:50:32 03 3 2007 5:12:59 7:00:14 12:32:01 18:04:39 19:52:12
月出、正中、月没
今月の
内惑星の位置
外惑星の位置
水星
金星
7日に東方最大離隔となる水星は日没後の東の空に低く輝きます。3から9日迄が好機ですが、地平線にかなり近く慣れた人で無いと見つけ出すのは難しいかもしれません。
日付 出 正中 没 01 2 2007 8:37:43 13:39:06 18:42:00 11 2 2007 8:05:57 13:37:25 19:09:48 21 2 2007 7:07:53 12:41:40 18:14:45 03 3 2007 6:14:41 11:28:34 16:41:39
火星
夕方西の空に-4.0等の宵の明星として輝きます。望遠鏡で見る金星は12秒角、輝面率87%ほぼ丸い円盤のように見えます。7日の天王星とのランデブーは双眼鏡で観望して下さい。
日付 出 正中 没 01 2 2007 8:55:45 14:05:58 19:17:11 11 2 2007 8:38:21 14:12:40 19:48:07 21 2 2007 8:19:14 14:18:14 20:18:29 03 3 2007 7:59:25 14:23:20 20:48:36
木星
10月下旬に合となった火星は太陽から遠ざかり、明け方東の空の大変低いところにその姿見せています。1.3等と薄明の中では目立たない光度ですので、観望は難しいでしょう。
日付 出 正中 没 01 2 2007 6:26:26 10:25:18 14:24:18 11 2 2007 6:14:38 10:18:14 14:22:02 21 2 2007 6:00:15 10:10:58 14:21:58 03 3 2007 5:43:27 10:03:19 14:23:33
土星
木星は次第に太陽から遠ざかり、明け方の空に-2等の明るい星としてその姿を観望出来ます。6月に衝となる木星は地球との距離を次第に縮め、望遠鏡で見る視直径は次第に大きくなります。
日付 出 正中 没 01 2 2007 4:16:42 8:26:37 12:36:30 11 2 2007 3:45:04 7:53:54 12:02:43 21 2 2007 3:12:20 7:20:21 11:28:19 03 3 2007 2:38:25 6:45:48 10:53:09
天王星
10日に衝となる土星は一晩中観望可能です。
日付 出 正中 没 01 2 2007 17:54:45 1:17:32 8:36:02 11 2 2007 17:10:47 0:35:06 7:55:07 21 2 2007 16:26:51 23:48:24 7:14:09 03 3 2007 15:43:13 23:06:09 6:33:14
海王星
次第に没の早くなる天王星は日没後のみ観望可能です。7日の金星とのランデブーは是非双眼鏡で観望して下さい。
日付 出 正中 没 01 2 2007 9:05:30 14:32:36 19:59:45 11 2 2007 8:27:08 13:55:14 19:23:23 21 2 2007 7:48:49 13:17:58 18:47:10 03 3 2007 7:10:32 12:40:46 18:11:02
冥王星
海王星は次第に太陽に近づき観望は不可能でしょう。
日付 出 正中 没 01 2 2007 8:14:30 13:01:37 17:48:46 11 2 2007 7:36:03 12:23:47 17:11:34 21 2 2007 6:57:35 11:45:57 16:34:21 03 3 2007 6:19:06 11:08:04 15:57:04
いて座へと移動した冥王星は出が早くなり、1月下旬頃から明け方の東の空に姿を現します。大変暗いので、観望には大型望遠鏡が必要です。
今月は目立った流星群の活動は有りません。3月から4月にかけて活発になるおとめ座流星群が月末頃から明けの空に見え出します。