100年ぶりの寒波と言われる位寒い1月でした。比較的温暖なドイツの北西部でも-20度以下になる所も有りました。
雪に慣れていない地方では、その対応に大変な苦労をします。又この混乱は人口の過密度も大きな原因の一つです。
これから3月の春分に向けて日ごとに昼間が長くなってゆきます。それでも夜はまだまだ長く、星見人には最高の季節です。１月の様に連日氷点下になる程寒くなければ良いのですが。 今月のハイライトは特に有りません。9日に半影月食が有りますが、ドイツからは観望不可能です。又半影食なので写真で露出を調整して写す事は出来ますが、肉眼で影をほぼ認識するのは不可能です。。 秋の星座はアンドロメダ座とペルセウス座のみを残し、空は既に冬の星座で一杯です。北の空のおおぐま座は高度を増し、カシオペア座は地平線に近づいていきます。南の空はオリオン座、天頂にはふたご座やおうし座の明るい星々が輝きます。東の空には春の星座を代表するしし座やかに座が上ってきています。 今月の惑星は、金星が高度を増し更に最大光輝の-4.6等に達するので、暗くなった夜空に一層目立ちます。土星も一晩中観望可能です。木星は夕方の早い時間のみで観望には至りません。水星は火星は太陽に近いので観望は出来ません。27日には金星と月のランデブーが観望出来ます。 双眼鏡で観望出来る天体はプレアデス星団（M45)、ヒアデス星団、アンドロメダ大星雲（M31）とペルセウス座の２重星団（h-χ、エイチ・カイと読む）、散開星団（M34）とオリオン座大星雲（M42）。オリオン座にはウルトラマンの故郷「M78星雲」も有りますが、これは望遠鏡が無いと見えません。おおぐま座の子連れ星雲（M51)と銀河カップル（M81とM82)は是非一度大型の望遠鏡で観望して下さい。 2月の天気 2月15日0時頃の空
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南の空
北の空
