2013年3月 今月の星空

3月20日は春分。夜と昼の長さが同じになります。
31日には夏時間が始まり、時計は夜中の2時に1時間進み、日本との時差は7時間になります。

今月はパンスターズ彗星が肉眼彗星になると言われています。発見当初は-1等程の明るさになると予想されていましたが、3等迄行けばいいかもしれません。明るさの予想は大変難しいので、最初からあきらめずに観望して下さい。

星空の方は、3月になるとコップ座、おとめ座、からす座などのおとなしい春の星座が東の空に昇ります。
北の空ではカシオペア座が高度を下げ、北斗七星が空高く昇ります。
東の空にはアルクトゥルスが輝いています。牛かい座の一等星でオレンジ色をしているのですぐ目に付きます。
西の空にはふたご座が直立しています。
南の空には南東空高く流星群で有名なしし座と長々と横たわるうみへび座。
南東の空の低いところにはにぎやかな冬の星座オリオン座、こいぬ座、おうし座などが未だ見えています。

双眼鏡で観望出来る天体はプレアデス星団(M45)、ヒアデス星団アンドロメダ大星雲(M31)とペルセウス座の2重星団(h-χ、エイチ・カイと読む)、散開星団(M34)とオリオン座大星雲(M42)。オリオン座にはウルトラマンの故郷「M78星雲」も有りますが、これは望遠鏡が無いと見えません。おおぐま座の子連れ星雲(M51)と銀河カップル(M81とM82)は是非一度大型の望遠鏡で観望して下さい。
牛かい座としし座の間には大変目立たないかみのけ座が有ります。ここにはかみのけ座銀河団が有ります。大変暗い場所ならばぼーっとした二等辺三角状に銀河が集まっているのが肉眼でも分かります。大型の望遠鏡ならば何とか一つ一つが星で無く、銀河である事が分かります。

今月の惑星達は木星と土星がほぼ一晩中観望出来るほかは、ほとんど太陽の側に居て観望出来ません。

太陽の活動が目立って来ました。昼間が短いので北欧やアラスカのライブカメラでオーロラが観望出来ます。真っ赤な低緯度オーロラも見ものですので、磁気嵐の時はデータを見ながら北の空に注意を向けましょう。データのリンクはこちら


3月の天気

3月15日0時頃の空

南の空 北の空

拡大するには画像をクリック。

トピック

4日 水星が内合
6日 パンスターズ彗星が西の空に見え出す**必見**
18日0時 木星が月に接近(西、高度10度、間隔2.8度)**必見**
20日 春分
28日 金星が外合
29日 天王星が合
29日22時 土星が月に接近(東、高度10度、間隔4.4度)
比較の尺度:月の視直径は0.5度(30分角)

惑星の位置関係と暦

写真集「惑星ランデブー」

太陽

日出、日没

月出、月没

惑星

今月の
内惑星の位置
外惑星の位置
惑星の暦
水星
4日に内合となる水星は中旬頃までは観望出来ません。それでも、春分に向かって日の出が早くなるので、観望出来る時間は少ないです。
金星
今月28日に外合となる金星は太陽に近いので観望出来ません。
火星
4月に合となる火星は太陽に近い為観望出来ません。
木星
今月の木星は没は次第に早くなりますが夜半前ならば観望出来ます。光度は-2.1等に落ちますが、夜最も明るい星として輝きます。
土星
4月に衝となる土星は更に出が早くなり、ほぼ一晩中に観望出来ます。
天王星
29日に合となる天王星は太陽に近いので観望は難しいでしょう。
海王星
先月21日に合となったばかり海王星は観望出来ません。
冥王星
12月30日に合となった冥王星は次第に太陽から離れ、出が早くなりますが、暗い惑星なので観望は難しいでしょう。

流星群

おとめ座流星群 Virginids(VIR)
国際流星機構のリストから外れてしまった地味な流星群です。
出現量も一時間一個程度なので、活動と言われるにはレベルが低いからでしょう。

出現期間 3月中旬~4月15日
極大 4月上旬
出現規模 1個/時間