金環食観望

スコットランド ポートマホマク

5. 2003




朝の3時に起きだし、灯台のある岬の端まで大急ぎで出かける。
濃い霧は出ているが、明るくなりかけているその上は快晴のようだ。
案の定、小さい駐車場は一杯。罰金承知で適当なところに車を止める。
ポートマホマク村では日食祭が開催され、その帰りに日食を見ていこうという酔っ払いが半数。
ここで野宿をした日食観光客もいた。


さて、照る照る坊主の運命は如何に…。


日のでは4時26分。既に三日月のような太陽が確認出来てもよさそうなのに、雲が邪魔して何も見えない。
4時44分。既に皆既中。残念ながら金の輪は肉眼では確認出来ず。それでも50mmレンズをつけたカメラのシャッターを切っていた。帰国してからネガをスキャンして拡大してみると、なんと金の輪が写っているではないか!!双眼鏡でしっかり見ていたら、きっと確認できたと思う。残念。



肉眼で確認できた直後に400mmで撮影した写真。
普通のプリントでははっきり太陽が見えなかったので、ちょっと画像処理で赤を強調した。
肉眼では本当に金色の月が水面を這っているようだった。


アナログカメラで撮った写真のサムネイル。拡大するには写真をクリック。

以下はデジカメでの撮影



観望中の風景。拡大するには写真をクリック。


湿気で髪の毛から機材まですべてびしょびしょ。
調子の悪いカメラがおかしくならなかったのが不思議。

グループ写真。私、ミヒャエル、ハンス、ヘルムット。疲れきっている。