衝を過ぎた火星ですが、未だに全天で一番明るい星として人目を引きます。夜明け寸前の空で他の星が既に消えていっても、火星だけは南西の空に赤く輝いています。火星は10月迄十分に観測出来ます。
9月23日は秋分の日。12時47分を境に夜が昼より長くなります。星見人には最高の季節になりますね。アンドロメダ座大銀河が天頂近くまで上り、暗ければ肉眼でも観望しやすくなります。
夜空も夜半を過ぎる頃から夏の星座に代わって、東の空から冬の明るい賑やかな星座が上ってきます。 9月15日0時頃の空
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南の空
北の空
9日 火星が見かけ上月に接近(15時、1.2度)**必見**
11日 水星が内合
19日 水星が留
20日 土星が見かけ上月に接近(3時、4.1度)**必見**
23日 秋分 12時47分
24日 木星が見かけ上細い三ヶ月に接近(5時、3.7度)**必見**
27日 水星が西方最大離角
惑星の位置関係についての説明 クリック
日出、日没
日付 出 正中 没 5 5.40 13.19 19.57 10 5.47 13.17 19.46 15 5.55 13.15 19.35 20 6.02 13.14 19.24 25 7.10 13.12 19.13 30 7.18 13.10 19.02
月の出、没
日付 出 正中 没 月齢 3 15.15 19.17 23.13 上弦 10 20.10 1.37 6.02 満月 18 22.51 6.41 15.19 下弦 26 7.14 13.35 19.39 新月
水星
11日に内合。27日には西方最大離角。22日以降は明け方東の空に明るい水星が見えます。 金星
太陽の後ろに回って見えません。 火星
先月27日の大接近は過ぎてもまだまだ観測可能です。
9日は火星が見かけ上月に接近、ドイツからは21時頃東南東の空低く4度位の間隔で見えます。 木星
10日以降は又明け方の東の空に-1.7等の明るい木星が見えます。
24日には木星が見かけ上細い三ヶ月に接近、夜明け前の5時頃3.7度の間隔で見えます。 土星
1日には既に夜中の1時に0.7等の明るい土星が顔を見せます。下旬には既に21時38分には引かしの空に上り、明け方まで観測出来ます.
20日は土星が見かけ上月に接近、明け方の3時頃東の空に4.1度の間隔で見えます。 天王星
夜中観測可能。肉眼では無理。 海王星
大接近している火星のそばに居ます。夜中観測可能。肉眼での観測は無理。 冥王星
へびつかい座に居ます。肉眼では無理。
今月はうお座流星群が活発ですが、それでも一時間10個ほどの目立たない活動ぶりです。