今月のハイライトは恒例のしし座流星群です。極大時は新月にあたり、条件は最良です。是非観望して下さい。
今月の星空は秋の星座で一杯です。天の川はちょうど西から東へを天を横切ります。アンドロメダ座と秋の四辺形（ペガスス座）が天頂に、白鳥座、わし座、こと座などの夏の大三角を形作る星座が西の空に、東からはプレアデス星団（M45)、ヒアデス星団を抱えるおうし座、ふたご座、オリオン座、おおいぬ座等のにぎやかな冬の星座が昇ってきます。大きな5角形のぎょしゃ座も目に付きます。北斗七星は北の空低くひしゃくを上にして横たわりカシオペア座は天頂近くまで高度を昇ります。南には目立たない星座が多い中、秋の星で唯一の一等星フォーマルハウトが地平線低く輝いています。 明るい金星は夜明け前の空で高度を下げていきますが、まだまだ観望可能です。木星は夜半前の西の空で、土星は明け方の東の空で観望出来ます。 双眼鏡で観望出来る天体はアンドロメダ大星雲（M31）とオリオン座大星雲（M42）。しかしアンドロメダ大銀河は天頂にあるので、ちょっと見づらいかもしれません。プレアデス星団（M45)、ヒアデス星団もお忘れなく。 北欧ではオーロラの季節が既に始まっています。今回の異常に長い極小期にも関わらず、オーロラは姿を現します。 北欧とアラスカでは日本人が手掛けているライブカメラが絶えず稼働しています。現地に行かなくても、暖かい部屋で観望出来ます。
リンクはこちらのオーロラチェッカーで。 11月の天気 11月15日0時頃の空
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南の空
北の空
