ツチンシャン・アトラス彗星(C/2023 A3)


観測情報


彗星C/2023 A3(Tsuchinshan-ATLAS)は期待通りに明るくなりました。

2024年10月になると、10度を超える長い尾を引いたその優雅な姿が肉眼でも確認出来るようになりました。
この時期は霧が出て、1日中雲が晴れないことが多く、今回も雲の合間を待っての観望です。
写真で見ると、反対側に伸びたアンチテイルも確認出来ます。
長い尾の先の方にはM5球状星団も見えていました。

 2024年10月14日

 
 2024.10.14 20:01 52mm/F4 ISO1600 4s 写真の上にマウスを置くと、解説が見えます。
ビデオのタイトルをダブルクリックするとYOUTUBEの大画面で見れます。 
 
スマホで撮影 
 

2024年10月16日 

 
2024.10.16 20:12 35mm/F2,8 ISO1600 2s
   
丁度雲が切れた!!   スターリンクも見えた!スマホで撮影
 
ビデオのタイトルをダブルクリックするとYOUTUBEの大画面で見れます。  
 

2024年10月19日 

 
 2024.10.19 20:2335mm/F2,8 ISO1600 4s 
 
 スマホでも殆ど写らなくなってしまった。
 
ビデオのタイトルをダブルクリックするとYOUTUBEの大画面で見れます。   
 

2024年10月22日   

 
この日の彗星は、もう双眼鏡でもやっと見えるくらいに光度が下がっていました。
又モヤが掛かっていましたが、月がなかったので露出時間を長く設定出来ました。 
2024.10.22 19:59 35mm/F2,8 ISO1600 5s  写真の上にマウスを置くと、解説が見えます。 
 
 ビデオのタイトルをダブルクリックするとYOUTUBEの大画面で見れます。 

 2024年10月23日 

 
未だ薄明が残る西の空で、長時間露出でやっと見えてくる彗星。双眼鏡でも見つけるのは大変でした。
2024.10.23 19:37 35mm/F2,8 ISO1600 5s  写真の上にマウスを置くと、解説が見えます。  
 
オールスカイカメラにも僅かに尾を引く彗星が写っていました。 写真の上にマウスを置くと、拡大箇所が見えます。  
 

  2024年10月25日 

 
既に光度は5等星迄落ち、肉眼では全く見つけられません。双眼鏡でも難しです。 
2024.10.25 19:59 35mm/F2,8 ISO1600 5s  写真の上にマウスを置くと、彗星が浮かび上がります。  
 

 彗星観測お役立ち情報

  この彗星は2023年1月に2つの観測プロジェクトによって独立して発見されました。
最初に発見したのは、中国にある紫金山天文台(Tsuchinshan Observatory)で、1月9日に発見されました。
その後、アメリカのATLAS(Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System)プロジェクトが1月22日に同じ彗星を観測し、
両方の観測が確認されました。

最新データ: Heavens-Above

 夕方19時頃の空

 Data: The Sky 6
画像: つるちゃんのプラネタリウム 
 
彗星の光度変化 データ作成:Comet for Windows  
 
 データ:SOHO LASCO C3 太陽に近づいた彗星が見える