2025年6月24日 午前2時15分ごろ、全天カメラにロケットの排気雲と思われる現象が写りました。
2025年6月23日 21:25 UTC、米国カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた、SpaceX社のFalcon 9 ミッション「Transporter‑14」が打ち上げられました。
ロケットが高高度に達した後、エンジンが稼働してその排気ガスが広がります。その排気ガスが太陽光を反射して排気雲となって地上から幻想的な現象として見られます。
夜空の中央に見える淡く広がった雲のような形が、ロケットが高高度で噴射した排気によってできた「排気雲」です。
そしてその排気雲の真ん中に、まっすぐ光る細い線が見えます。これは、**ロケット本体または上段(最後に加速する部分)**が進んだ道筋を表していると考えられます。
普通のロケットは西から東へ飛びますが、このロケットは極軌道を移動しているので、地上から見ると光の軌跡はまるで雲が東から西へ空を移動しているように見えます。
写真では60秒の長時間露光によって、この効果が強調され、光の軌跡が引き伸ばされたように見えました。しかし、実際にはロケット上部は北方向に動いていました。
Space Flight Now
下記は我が家のオールスカイカメラと流星カメラにその様子がとらえられていた写真と動画です。
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オールスカイカメラ |
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流星カメラ |
ビデオのタイトルをダブルクリックするとYOUTUBEの大画面で見れます。 |
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ファルコン9の地上から見た軌道 |