レモン彗星は Mount Lemmon Survey(アリゾナ州、マウント・レモン観測所)によって 2025年1月3日 に発見されました。
発見時点では地球‐太陽系の奥から来る「長周期/準‐非周期彗星(オールトの雲起源の可能性)」として分類されており、太陽系内部に入ってきたのは数千年に一度の機会と考えられています。
近日点は 2025年11月8日、太陽から約 0.53 天文単位 (AU) の距離で通過予定。
地球への最接近は 2025年10月21日ごろ、約 0.596 AU(約 89000000km)ほどの距離です。
非常に天気の悪い2025年の秋ですが、僅かな晴れ間を狙って観望しました。
4.7等迄明るくなりましたが、肉眼では殆ど見れず、写真にはなんとか写るという暗さでした。
最近SeestarのS30を購入したので、早速トライしました。
あれだけ苦労していたのに、何の問題もなく導入出来るので世の中も変わったなぁと思いました。
軌道周期は発見時のデータでは約 1,350年、軌道は離心率がほぼ1に近い為大変長い楕円形を描いています。
この彗星に遭遇出来るのはこれで最後になるでしょう。