星空@ドイツ

マップス彗星(C/2026 A1 MAPS)

2026年3月

マップス彗星(C/2026 A1)は、2026年1月に発見された新しい彗星です。
この彗星は「サングレイザー彗星」と呼ばれるタイプで、太陽のすぐ近くを通る珍しい軌道を持つため、接近時には非常に明るくなる可能性があると期待されていました。 しかし、このような彗星は太陽に近づきすぎることで崩壊してしまうことも多く、今回のマップス彗星も太陽接近の際に崩壊し、消失してしまったと考えられています。

彗星が太陽に最も近づくのは 2026年4月4〜5日ごろ と予想されていました。
当初は、ドイツを含む北半球では 4月7日〜11日ごろの夕方 に観測のチャンスがあると期待されていましたが、太陽接近時に崩壊したため、明るい姿を見ることはできませんでした。
サングレイザー彗星は、太陽の強い重力や高温の影響によって崩壊することが珍しくありません。 マップス彗星もその典型的な例となり、残念ながら期待された観測は実現しませんでした。

消失した彗星

太陽観測探査機SOHOのコロナグラフ望遠鏡がとらえた画像に良く写っていたので、動画を作ってみました。
ビデオのタイトルをダブルクリックするとYOUTUBEの大画面で見れます。
 
 SOHOに搭載されたLASCO3がとらえた彗星。
太陽から16.000.000km、地球から185.000.000km。
 
4月4日太陽の熱によって核が崩壊 

データ

 彗星の見える位置は西の空低く、見頃は4月7日から11日。クリックで拡大。