日本旅行 2025年5月

関西万博と観光記録

東京印刷所

東京では少し時間が有ったので、国立印刷局王子工場を見学しました。
国立印刷局は1871年に大蔵省紙幣司として創設され、2003年に独立行政法人となり現在に至ります。全国6つの生産拠点(東京、王子、小田原、静岡、彦根、岡山)が有り、今回見学した王子工場は切手や証券類の製造を担当しています。

「お札と切手の博物館」が併設された、お札が出来上がるまでの工程やお札の歴史等が分かりやすく説明されています。
日本の最初のお札はドイツからゴットフリード・ヴァゲナー(Gottfried Wagener)が1870年に来日して、防偽技術や版画の応用に関して重要な提言を行ったとされています。ヴァゲナーは工部省で教鞭をとり、後の「工芸技術院」の礎を築いた人物でもあります。彼は生涯を日本で過ごし、1892年に横浜で亡くなりました。

肝心のお札工場ですが、残念ながら写真撮影禁止で、写真は1つも撮影出来ませんでした。

印刷局の入口。ここからは撮影禁止。ヴァゲナー氏の協力を得て製造した新紙幣ドイツの技術を借りて最初のお札が出来る日本の紙幣(1万円札)の印刷原版一億円の札束10kg偽造防止用に蛍光インキが使われている