フュッセン


Füssen
オーストリアの国境に近いこの小さな町には、ドイツで最も有名なお城が2つ有ります。
ルートヴィッヒU世が建てたノイシュヴァンシュタイン城と父マキシミリアンU世の建てたホーエンシュヴァンガオ城です。
このお城が無ければ、この町を訪れる人はまずい無いのではないでしょうか。
町は見なくてもお城は見学する人が殆どでしょう。私も勿論例外では有りません。
私がこのお城を訪れたのは数え切れませんが、実際に写真を撮ったのは今回が初めてです。
残念ながらお城の中での写真撮影は禁止されていて、豪華絢爛の部屋をここでお見せ出来ません。
それにしても一見の価値が有るお城です。

ノイシュヴァンシュタイン城
Schloß Neuschwanstein


ホーエンシュヴァンガオ城から望む。
1869年に建設が始まり、ルートヴィッヒU世が謎の死を遂げる1886年まで工事は続きました。このお城は未完成のままです。王が無くなった後、経費の関係上完成は不可能と判断した政府はお城を観光の為に公開しました。毎年訪れる観光客は約150万人にもなります。


窓からフォルゲン湖を見下ろす。 中庭
マリエン橋。この橋からお城を観望出来る。まるでおとぎの国のお城みたいです。
しかし、よくここまで国のお金を使ってくれたもんだ、と感心。
ここでお目にかかったアジア人は60%が韓国人でした。 城内のお部屋は公式サイトで見てください。


ホーエンシュヴァンガウ城
Schloß Hohenschwangau

ホーエンシュヴァンガウ城はルートヴィッヒ2世の父マクシミリアン2世によって夏の狩の城として建設されました。
12世紀に建てられましたがその後廃墟となった城を買い取り、1832年から4年かけて再建しました。
息子のルートヴィッヒ2世は、その生涯の殆どをここで過ごし、自分のノイシュヴァンシュタイン城の建設状況を観望していました。 下:駐車場からお城を望む

庭。一つ一つの噴水の名前は残念ながら分かりません。 .
ノイシュヴァンシュタイン城からホーエンシュヴァンガオ城を望む。後ろにはシュヴァン湖、左にはアルプ湖が見える城内のお部屋は公式サイトで見てください.


リンダーホフ城
Schloß Linderhof

フュッセンから車で40kmほど東へ車を走らせたところにエッタールという町が有ります。ここにもルートヴィッヒ2世はロココ様式の豪華なお城を建てました。1874年から5年かけて完成させました。王の計画した城で完成に至ったのはこのリンダーホフ城だけです。この城内だけは写真撮影が許されていました。フラッシュ無しでの撮影だったので写真はボケボケです。

庭の噴水

寝室

ビーナスの洞穴グロッテへの入口。

ここで王は一人でワーグナーを楽しんだ。

ムーア風のキオスク。

ここで王は一人で酒を楽しんでいたとか‥。

音楽室

ビーナスの神殿

テーゲルベルグ
Tegelberg


1707mのこの山へはロープウェイで一挙にのぼる事が出来ます。その途中からは湖を背景にしたお城が見えます。
ここでは上昇気流の条件がかなり良いらしく、ハンググライダー用のジャンプ台が用意されていました。
この日は残念ながら雲が多く、見通しはよく有りませんでした。

山頂からドイツアルプスを見渡す。

ロープウェイからお城が見える。

山頂の小屋

ヴァイセン湖
Weißensee


フュッセンには湖が3つ有ります。
その内の一番小さいのがヴァイセン湖。ここなら静かだろうと思い宿を取ったのはトンでも無い思い違いでした。
湖畔の道をオーストリアからドイツへ抜けるトラックが夜中もがんがん走り、耳栓をしなければ寝られませんでした。
ペンションは清潔で部屋も大きく、眺めも良い、おばちゃんも親切、値段も格安でよかったのに残念です。

ペンションの窓からの眺め。目の前の道をトラックが走り抜ける。