2008年3月8日-16日
サクセン・アンハルトのこの小さな町の歴史は9世紀迄さかのぼります。 人口22万人の町の中心部はリフォームされた木組み家屋で一杯です。 その数はおよそ1200件にもなります。 ここには現在博物館になっている最も古い木組み家屋も有り、1994年には町全体がユネスコ世界遺産に指定されています。 この町はナチの親衛隊のヒムラーが自分はハインリッヒ一世の生まれ変わりと信じ、王のお棺がここで発見された事を理由に、毎年7月2日に没を祝うお祭りが行った、という曰く付きの町でも有ります。ところでこのお棺に入っていた遺体は偽者だと言う事が後に分かりました。 古い町並みは日本人好み。観光局からも日本語のパンフレットが入手出来るほどですが、外国人の観光客は見かけませんでした。 右: 市庁舎 |
旧東独出身の同僚のお勧めの町だけあって、町並みはなかなか可愛いです。
町の中心 |
木組み家屋 |
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木組み家屋 |
木組み家屋 |
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木組み家屋 |
リフォーム中 |
又木組み家屋 |
町の中心に有るこのお城はハインリッヒ一世によって基礎が造られ、死後は妻が貴族の娘達の教育の為に修道院を設立しました。
その後は息子のオットー一世によって増設され、宮殿として現在に至っています。
お城の隣にはサンクト・セルヴァティウス教会が有り、オットー一世時代の宝物が「Domschatz(ドームシャッツ」として保管されています。
その宝物も見学したかったのですが、切符売り場の叔母さんの説明不足の為に断念。
退屈そうにしていた叔母さん4人は私に教会(キルヒェ)の入場券も売ろうとしたのですが、教会には興味が無いのでお城の入場券のみを購入して断りました。
いざ宝物(ドームの宝物)の有る入口に行ってお城の入場券を見せると、ドームの入場券が無いと入れないよ、と断られました。
お城内ではこの宝物の有る教会は「キルヒェ」と呼び、現場では教会が「ドーム」と呼ばれているんです。
入場券を交換してくれると言っていましたが、馬鹿らしくなって帰ってきました。ドイツ26年目にして今だに言葉で誤解が生じる事も有るんですね。
外国人にそんな事分かるか、と文句と言いつつ、我ながら呆れていました。
入口から |
庭から 左が教会、右がお城 |
城内 |
庭から町を見下ろす |
事務所 |
14世紀頃に建てられた家屋です。1965年迄は住居として使われていました。 外見は良いのですが、一つ一つの部屋は小さく、床や柱は曲がり、タンスすらまともに置け無いような状況です。 部屋に一辺は2m位。現代人に住めるような家では無いですね。 |