今月の話題は何と言っても火星大接近でしょう。57000年ぶりの大接近。既にドライアイスに覆われた南極が200倍ほどの倍率でもはっきりと見分けがつく位接近しています。近くの公開天文台などで観望させてもらうのをお勧めします。
火星大接近の影になってしまっているのが、ペルセウス座流星群。残念ながら今年は極大時が満月に当たり、明るい流星しか見ることが出来ません。それでも視界に月が入らないような方向へ目を向けて観望しましょう。この流星群はかなり明るい流星が多いので、十分楽しめると思います。 8月16日0時頃の空
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南の空
北の空
4日 海王星が衝
10日〜14日 ペルセウス座流星群極大**必見**
13日 火星が見かけ上月に接近**必見**
14日 水星が東方最大離角 27度
18日 金星が外合
22日 木星が合
24日 天王星が衝
27日 火星大接近**必見**
28日 火星が衝
30日 冥王星が留 惑星の位置関係についての説明 クリック
日出、日没
日付
出
正中
没
1
3.18
4.48
12.26
5
3.27
4.54
12.26
10
3.37
5.01
12.25
15
3.47
5.09
12.25
20
3.57
5.16
12.23
25
4.06
5.24
12.22
31
4.17
5.33
12.20
冬時間表示(夏時間=冬時間+1)
水星
14日に東方最大離角。夕方の西空に見えます。 金星
18日に外合。太陽の後ろに回って見えません。 火星
27日に大接近。 木星
22日に合。太陽の後ろに回って見えません。 土星
夜明け前東の空低く見えます。 天王星
24日に衝。大接近している火星の近くに見えます。肉眼では無理。 海王星
4日に衝。肉眼での観測は無理。 冥王星
へびつかい座に居ます。肉眼では無理。
ペルセウス座流星群: しし座流星群に次ぐ明るい流星が派手に飛ぶペルセウス座流星群。今年は残念ながら満月にぶつかってしまい、かなり明るい流星しか見えないでしょう。月が無ければ一時間に60個〜100個位は見れるでしょう。
今回の極大は8月11日22時54分で、ヨーロッパは最適な観測地になっています。
この流星群は母天体であるスイフト・タットル彗星です。この彗星が1862年に地球軌道をかすめ、そこに残したダストに地球が突っ込み空気と摩擦して発光します。極大の当日がだめでもその前後の月の無い時間を利用して観測すると良いでしょう。 極大時の流星の見え方と方向: