マンダーシャイド Manderscheid


マンダーシャイド要塞
Burg Manderscheid


「アイフェルの真珠」と呼ばれるこの町の象徴は2つの廃墟となった中世のお城です。
オーバーブルグ(上城)は既に8世紀に築かれ、皇帝オットー2世からトリア選挙候とルクセンブルグのハインリッヒ伯爵に贈呈されました。12世紀になると両家は戦争を起こし、ハインリッヒ伯爵はお城の所有権を失います。その後この町は選挙候が支配していました。敗れたハインリッヒ伯爵はこのお城の下部に更にニーダーブルグ(下城)を築き、新たに町を作りました。以来、大変仲の悪かった両家を隔てていたのはリース川という小さな川だけでした。
1147年にはコンラッド王が両家を和解させ、以来2つに分かれていた町はひとつのマンダーシャイド町となりました。
今では廃墟となっていますが、オーバーブルグは市の所有物となり、ニーダーブルグはアイフェル保護協会の所有物で、一般公開されています。


上:オーバーブルグ/Oberburg
左:ニーダーブルグ/Niederburg

入口

タワーからお城を望む

夜間照明

タワー


最上階からお城を見下ろす

ヴィンツボルン・カルデラ湖
Windsborn Kratesee


標高498メートル、直径300m、深度30mのこのカルデラ湖はアイフェル独特のマール湖では有りません。
マール湖が地表をえぐられた様な形をしているのに対して、この山は隆起しています。
山頂からは見晴らしが良いのですが、この日は霧が掛かっていて見通しが悪かったのが残念です。


メアフェルダー・マール湖から一望

カルデラ湖

上:山頂から見下ろす
左:山頂の十字架

メアフェルダー・マール湖
Meerfelder Maar


約3万年前に形成されたこのマール湖は直径1480m、深さ200mとアイフェル最大のマールです。
湖その物は小さくなってしまっています。


展望台からマールを見下ろす。左上にはヴィンツボルン・クレーターが見える。


展望台

ハイキングコースの途中から

魚眼レンズで撮影

マール湖の反対側。霧が晴れない。